- 2008/4/11(金)
- 世界で初めて大豆イソフラボンの不妊治療への有効性を確認

武庫川女子大学とニチモウの共同研究論文が英「J.Endocrinology」誌に掲載 [PDF:73KB]
地発酵大豆胚芽抽出物(アグリコン型イソフラボン)がヒトの子宮内膜における妊娠・着床に不可欠な女性ホルモンの分泌、並びに調整作用があることを世界で初めて発見。
そして、不妊治療への有効性を武庫川女子大学との共同研究で確認しました。
その研究論文は、権威ある英国の「J.Endocrinology2月号」に全文掲載されました。
着床障害・着床不全と不妊についてのかかわり
妊娠しにくい状態を【不妊症】と言いますが、その不妊症の中でも【着床障害・着床不全】と言われる症状が近年、不妊に悩むカップルに増加しています。
子宮内になんらかの原因があり、受精卵が着床しない状態を指します。
この着床障害・着床不全の特徴としては、受精卵は無事に子宮まで運ばれるのですが、その後がなかなか着床しにくいのです。
特徴として多いのは、男性の精子数も問題がなく、女性の卵子もしっかりと成熟しているにも関わらず、授精卵が着床してくれない・・・。
例え着床したとしても早期流産してしまったり、着床状態が継続出来ない・・・という場合に【着床障害・着床不全】の可能性があります。
現在の医学や、最先端技術は格段と進んでおり、様々な不妊症のための研究がされています。しかし、この着床に関するメカニズムに関しては現在までは解明は困難であり、有効な治療法も薬剤もありませんでした。医師の治療の中でも一番困難な治療であったと言えるでしょう。
ですが、2008年2月9日【世界で初めて大豆イソフラボンの不妊治療への有効性が確認・発表】され大きな反響を集めました。
武庫川女子大学・国際健康開発研究書所長で世界的な大規模疫学調査を実施した病理学者、家森幸男教授は、「本研究では、子宮生物学の分子レベルで、妊娠・着床に不可欠なサイトカインであるLIFおよびTGF-βの分泌、ならびにグリコデリンタンパク質の発現に対するヒトの血中レベルのAglyMax などアグリコン型イソフラボンの作用メカニズムとその有効性を世界で初めて検証した」とコメントしている。
また、矢内原敦講師(昭和大学産婦人科学教室)は「本研究は子宮内膜の卵の着床環境にターゲットを絞った研究結果である。女性の性周期におけるホルモン分泌は必ずしも一定ではなく、イソフラボンがホルモン治療に代わる補完代替療法となる可能性を秘めていることを表すものである。
さまざまな自然食品を含むサプリメントが不妊治療に効果を示す事が報告されているが、ほとんどのものが科学的な検討がなされておらず、本研究の意味合いはかなり深いものと考えられる」と述べた。
さらに、塩谷雅英医師(英(はなぶさ)ウィメンズクリニック院長)は「この研究結果は、臨床現場でホルモン治療に続く補完代替療法となり得る可能性が高い」と示唆し、「臨床効果の再確認を引き続き行いたい」と述べた。
本研究では、アグリコン型イソフラボンが、子宮内膜上皮細胞株および初代分離した子宮内膜上皮細胞において、LIF およびTGF-βの分泌を促進し、さらにグリコデリンの発現も促進することを実証した。
これらのことから、食品サプリメントしてのアグリコン型イソフラボンには、その子宮生物学的作用効果から妊娠・着床に関わるメリットが大きいと示唆された。
今後の不妊治療においても、多くのメディアから取り上げられ高い評価と実績を上げています。
中でも【ダイゼインリッチ・アグリコン型イソフラボン】の効果は産婦人科をはじめ、心療内科・泌尿器科・皮膚科・歯科・耳鼻咽喉科・補完代替医療・総合医療の現場で多く利用されており、医学的根拠に基づいた天然素材なのです。
この着床という現象は、女性の妊娠に至るまでのしくみの中でも一番デリケートであり、神秘的な部分です。この分野で非常に有効な発表がなされたことは、今後、不妊治療に向き合うご夫婦にとっても非常に朗報であると言えるでしょう。
人工授精や体外受精などの技術により授精卵を得られる確率はかなり高くなっています。ですがその後、着床障害が起こってしまうと妊娠する確率が下がってしまうリスクもいなめません。せっかく授精卵となった卵子をしっかりとふかふかの内膜で着床させる為には、着床時や、内膜脱落化の防止などにかかせないサイトカインの分泌を促進し、着床へと導く成分が効果的なのです。
着床障害による不妊の原因と治療について
着床障害が起こる原因としては、日常の食生活や添加物の摂取・環境ホルモンなどの影響による、ホルモンバランスの乱れや子宮内膜症の悪化・癒着・血液循環機能の低下などの原因によって着床しにくいケースや、さまざまな分野からの原因があげられます。
ですが、はっきりとした原因は現在の医療でも未だに特定されていないのが現状ではありますがその中でも、着床障害の原因に主に結びつくと思われる症状をいくつかご紹介します。
【黄体機能不全】
このホルモンは、子宮内膜を妊娠可能な状態にするためにかかせないホルモンであり、排卵前の状態と比べると、30倍近く分泌されます。
しかし、黄体機能不全などによりホルモンの分泌やバランスなどが悪くなると、子宮内膜が厚くならずに、授精卵が着床しにくい状態となり、妊娠に至らない場合があります。
- 基礎体温で高温期が10日以内である場合。
- 黄体期極期P4が10ng/ml以下である場合。
- 子宮内膜日付診で2日以上のずれがある場合。
- HCG高温相2日〜3日目から4〜5回筋注する応対賦活法
- クロミフェンまたはHMG−HCGによる卵巣刺激法
- 合成黄体ホルモンの補充療法(経口・筋注・膣座薬)
【子宮内膜の癒着】
この他にも、月経の時に血が逆流して起こる場合も考えられます。
卵管や卵巣などの妊娠に関係する器官で子宮内膜の癒着が出来てしまった場合、受精卵の着床障害が発生してしまい、妊娠に至らないケースも考えられます。
【子宮筋腫】
また、基本的に子宮筋腫があっても無症状の場合は治療の必要はありません。
【薬物療法】
【子宮奇形による着床不全】
【子宮奇形の種類】
子宮が十分に発育していない場合は妊娠・出産が難しい場合も考えられます。
不妊原因に関係があるにもかかわらず、発見されにくいので要注意です。
手術をする場合も多いが、このまま妊娠できるケースも多い。
タイプとしては、最も多い症状である。
不育症に多いタイプ。早期流産・早産を引き起こしやすいので、中隔を取り除く手術も可能です。
一般的に手術は行わず、状態の良い方の子宮で体外受精を試みることがある。




